学習・教育サービスに革新的なものが出ない理由
ビジョンにはマクロなものとミクロなものがある。 マクロなビジョンというのは、一つのサービスや機能の集合としてのビジョン、 ミクロなビジョンというのは、一つのサービスや機能としてのビジョン。 つくっているサービスを好きになることは、マクロなビジョンでは必須ではない。そして、ミクロなビジョンにおいても必須ではない。
しかし、ミクロなビジョンにおける新しいサービスを生み出すためには、そのサービス自体や分野を好きになるのは、必要不可欠である。
ミクロな動きで、なおかつ新しいものというときには、つくり手のビジョンがプロダクトにダイレクトに影響する。
新しいものであるために、参考にする意見やデータも少ない。 そんな中で頼りに出来るのは、つくり手の中にあるビジョンだけだ。
チャーハンをつくるなら、自分の最高のチャーハンを脳内で生み出し続けなければならない。 目の前の味や、誰かの意見に振り回されないように、脳内で絶えず生み出し続けなければならない。 そのエンジンに、自分の好きだという気持ちが不可欠なのである。
学習・教育サービスに革新的なものが出ない理由のひとつはここにある。