ついにGoogleが音声通訳してくれるイヤホンを発売!道案内くらいならこれで十分かも...
10月5日午前1時から行われたGoogleの新製品発表で、
スマホ、カメラ、ノートPC(タブレット)など、いろんな製品が発表されました。
image: October 4th - Google Event - YouTube
"AI first(AI主導)"とうたっているだけあり、
「そんなところにもAIが...!!!」
と何度も思わされるほど、AI尽くしでした。
中でもついに来たかと思ったのがPixel Buds。
見た目はただのワイヤレスイヤホン。
しかし、なんとこれには、音声通訳機能がついてるんです。
とりあえず実際の通訳デモ(1時間34分19秒あたりから)をみて頂きたいんですが、既に道案内くらいだったら全然使えそうです。 youtu.be
確かにこの手のデバイスは、キックスターターなどで類似品がたくさん出ているといえば出ています。
しかし、Googleが自社製品として、音声通訳が出来るイヤホンを出したというのは相当のインパクトがあるんです。
なぜかというと、通訳マシーンのすごさというのは、翻訳技術のすごさによる部分が大きく、
さらにその翻訳技術のすごさは、AI技術のすごさによる部分が大きいからです。
GoogleがこのAI技術でトップ中トップなのは言うまでもありません。
しかもFacebookやAmazonなどの大企業と並んでAIに巨額の投資を続けているため、これからの飛躍的な進化も大いに期待できます。
(ちょっと細かい話ですが、AIの進化にはAIに学習をさせるというプロセスが必要です。そしてどれだけ学習させられたかというのが、重要なのですが、大量に学習させようとすればするほど、サーバー代がかかります。AIで有名な"AlphaGo"のサーバー代は推定60億円くらいと言われているくらいです。そのため、AIの技術に革新的な進化があるまでは、今のところどれだけお金をかけられるかが一つの勝負どころなのです。)
そんなGoogleが自社製品として、音声通訳イヤホンをリリースしたわけですから、いよいよ音声通訳の時代がみえてくるんじゃないかというわけです。
さらに、この通訳はクラウドを経由して、絶えずレベルアップし続けているので、日に日によくなっていくんですね。
音声通訳が"できる"ことと、"使える"精度であることは別問題なので、これは使ってみないとわからないのが実際のところですが、この日々のアップデートのことまで考えると、実用的に使える日はそれほど遠くないんじゃないかと思います。
(デモにあるように)ぱっと通訳モードになるというのも、現実感を増してくれますね。
正直今回の発表で、ハードウェア単体としてすごいと思うものはありませんでした。
しかし、AIの働きが随所にみられ、こいつらかしこいなあとじわじわ感じさせられ、未来感を感じざるをえませんでした。
youtu.be
(1時間8分29秒あたり)
とりあえず!とにかく!Pixel 2ほっしー!!
とテンション上げながら発表を見てたんですが、去年に引き続き今年も日本は最初に発売される国には入っておらず...
年内に出してくれないかなあ。。。